『播磨のめっかい』
『播磨のめっかい』は、日本の昔話で、まんが日本昔ばなしで取り上げられたエピソードです。
あらすじ
播磨の国に住むめっかいという気のいい男がいました。ある日、百姓仕事をしていると、田んぼで馬が暴れて困っている旅人の女性を見つけます。めっかいは馬をなだめ、女性のために馬車を用意してあげます。
その女性は、実は高貴な身分の姫君でした。彼女はめっかいの親切に感謝し、いつか必ず恩返しをすると約束します。
その後、播磨の国は干ばつに見舞われ、人々は水不足に苦しみます。めっかいは、姫君に約束した恩返しを思い出し、彼女の助けを求めます。
姫君はすぐに助けに来て、自身の帯を尻尾に巻いて海まで飛び込みます。すると、海から大雨が降り出し、干ばつは解消されました。
めっかいは姫君に感謝し、姫君は都へ帰りました。そして、めっかいは「めっかい」という名の由来の通り、みんなに愛され親切に生きるようになりました。
登場人物
- めっかい: 播磨の国に住む気のいい男
- 姫君: 高貴な身分の女性
- 百姓: めっかいの隣人
- 村人: 干ばつに苦しむ人々
教訓
- 親切はいつか必ず報われる。
- 困っている人を助けることは良い行いである。
- 水は命の源である。