ふとんの話

『ふとんの話』

ストーリー

貧乏暮らしの兄弟がいました。兄の太郎は博打が大好きで、毎晩のように賭けをしていました。ある寒い夜、太郎は賭けに負けて大切なふとんを質屋に預けてしまいました。

弟の次郎は兄のせいで寒い思いをするのは嫌だと思い、兄のふとんを盗んで自分のものにしようとしました。しかし、太郎は次郎の企みに気づいていて、次郎がふとんを盗もうとした瞬間、太郎は次郎を叩きました。

次郎は怒って兄に抗議しましたが、太郎は「ふとんは俺のだ。勝手に盗むな」と言い張りませんでした。次郎は仕方なく、寒い夜を過ごしました。

次の夜、今度は次郎が賭けをしてふとんを質屋に預けてしまいました。太郎は弟のふとんを盗もうとしましたが、次郎は兄の企みにはまらず、太郎がふとんを盗もうとした瞬間、次郎は兄を叩きました。

太郎は怒って弟に抗議しましたが、次郎は「ふとんは俺のだ。勝手に盗むな」と言い張りました。太郎は仕方なく、寒い夜を過ごしました。

兄弟は互いにふとんを盗み合おうと何度もしましたが、どちらも成功しませんでした。結局、2人は寒い思いをして夜を過ごすことになりました。

教訓

  • 人から物を盗んではならない。
  • 約束は守らなければならない。
  • 欲張らずに、自分にあるものに満足しなければならない。