「隠れ島の婿さま」
収録:まんが日本昔ばなし 第1195話(1983年10月17日放送)
あらすじ
昔々、美しい娘の千代が住む村がありました。ある日、村に立派な若者・与平がやって来て、千代に求婚します。しかし、千代の父はお金を目的で娘を他の家に嫁がせようとしていました。
困った千代は、村はずれにある「隠れ島」へ逃げ込みます。隠れ島には、美しいが気むずかしい乙女・乙姫が住んでいました。千代は乙姫に助けを求め、乙姫は千代を一時的にかくまいます。
一方、千代を捜していた与平が隠れ島を見つけます。乙姫は、千代と結婚させるかわりに、与平に難題を3つ課します。
与平の難題
- 「くすべの毛のつめ物」:くすべ(ムカデ)の毛を集めて布団を作る。
- 「鬼の豆つき」:鬼が撒く豆をすべて拾う。
- 「星取り」:空から星を1つ取って来る。
与平は知恵と勇気を使って、これらの難題を克服します。
乙姫は与平の誠実さを認め、千代と与平の結婚を承諾します。千代と与平は隠れ島から出て、村で幸せに暮らし始めました。
教訓
- 愛のためには困難に立ち向かう勇気を持つこと。
- 誠実さはたとえ困難な状況でも報われること。
- 外見やお金に惑わされず、本当の人間性を見極めること。