『牛鬼淵』
概要
- 『まんが日本昔ばなし』の第417話(1979年2月18日放送)
- 原作:『新編雑纂中物語』
- モチーフ:牛鬼伝説
あらすじ
昔、信濃の国に恐ろしい牛鬼淵という淵がありました。その淵に住む牛鬼は、人や家畜を襲い、あたりを荒らしていました。
ある時、村の若者たちが牛鬼を退治しようと槍や弓矢を持って淵に集まりました。しかし、牛鬼は強大で、次々と若者たちをなぎ倒していきました。
そこで、村の年寄りが知恵を絞り、牛鬼の好物の桑の実を大量に集めることにしました。牛鬼が桑の実に気を取られている隙に、若者たちが一斉に攻撃を仕掛けました。
牛鬼は桑の実に夢中で、若者たちの攻撃に気づきませんでした。やがて、牛鬼は桑の実を食べ尽くし、腹いっぱいで動けなくなりました。若者たちはその隙に牛鬼を倒し、村を恐怖から救いました。
牛鬼
牛鬼は、牛の頭と胴体、虎の足の妖怪です。人や家畜を襲うのが好きで、特に桑の実を好みます。
牛鬼淵
牛鬼淵は、牛鬼が住むとされる淵です。実際に存在する淵は、長野県の霧ヶ峰高原にあります。
教訓
この話は、知恵と団結の大切さを教えてくれます。どんなに強い敵でも、知恵と協力があれば乗り越えることができます。