『豆つぶころころ』
あらすじ
昔々、ある貧しい夫婦がいました。ある日、妻が民話を語っているのを旅の僧侶が耳にし、「それは私の故郷の話です」と言います。僧侶は夫婦に、その話に登場する「豆つぶ」に特別な力があることを告げます。
夫婦は僧侶の言葉に従い、赤飯を炊いて豆つぶを拾い集め、山へ撒きます。すると、豆つぶは金銀財宝や立派な屋敷に変身し、夫婦は裕福になります。
しかし、ある時、夫婦は裕福な暮らしに慢心し、豆つぶを大切に扱わなくなります。すると、豆つぶは金銀財宝に変身する力を失ってしまい、夫婦は再び貧乏になってしまいます。
登場人物
- 貧しい夫婦:民話を語って金銀財宝を手に入れます。
- 旅の僧侶:夫婦に豆つぶの秘密を教えてくれます。
教訓
- 謙虚さと感謝の気持ちの大切さ:裕福になっても傲慢になってはいけません。
- 大切なものを大切に扱うこと:幸運を保つには、それに感謝し、大切に扱わなければいけません。